人文社会学科社会学コース 三部倫子(社会学)

日常に潜むジェンダーとセクシュアリティ 「女らしさ」「男らしさ」って何だろう。「女(男)らしくしなさい!」と叱られると嫌な気持ちにさせられた。一方で、「女(男)らしいね」と褒められてまんざらではなかったりする。でも、誰を …

日本アジア言語文化学コース 尾山慎(国語学)

日本語の文字表記 日本語は、漢字・平仮名・片仮名・アルファベット・アラビア数字をまぜて使う。「2時からNHKでバスケの試合見よう」などは、何の変哲もない文章だが、こんな短い文章で5種類も同時に使うのは現在、世界広しといえ …

心理学コース 竹橋洋毅(教育心理学、社会心理学)

モチベーションの心理学 モチベーションを左右する要因とは何だろうか?こういう質問をすると、まず出てくるのが報酬や罰である。さて、実際はどうだろうか。心理学の研究によれば、報酬や罰は楽しくない活動の意欲を高める上では有効で …

歴史学コース 前田英之(日本中世史)

日本中世の荘園 豊後国田染荘の小崎地区(大分県豊後高田市) 日本中世(特に平安後期から室町期)における地方支配は、荘園制という枠組みを基盤としていた。 荘園の始まりは、奈良時代に貴族・寺院に墾田の私有が認められた初期荘園 …

ヨーロッパアメリカ言語文化学コース 笹本涼子(言語学・英語学)

ことば・推論・コミュニケーション 「ことば」をコミュニケーションの観点から見ると、思いがけない発見がたくさんある。例えば、That’s interesting は字義通りに取ると「相手に興味を持ってもらえた」と解釈するが …

【新著紹介】人文社会学科 佐藤 有希子

【新著紹介】 『毘沙門天像の成立と展開』(中央公論美術出版、2022年3月)人文社会学科歴史学コース佐藤 有希子 2022年度(第34回)國華奨励賞受賞 毘沙門天はインドのクベーラ神を淵源とし、仏教における四天王の一尊と …

【新著紹介】言語文化学科 吉田 孝夫

【新著紹介】 『グリム ドイツ伝説集』(グリム兄弟(編著)、吉田孝夫(訳)、八坂書房、2021年11月)言語文化学科ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース吉田 孝夫 ドイツのグリム兄弟が著した『ドイツ伝説集』の全訳を出版し …

【新著紹介】言語文化学科 尾山 慎

【新著紹介】 『上代日本語表記論の構想』(花鳥社、2021年2月)言語文化学科日本アジア言語文化学コース尾山 慎 文字を書かない日(打たない日)というのはあるかもしれませんが、起きてから寝るまで全く一文字も見ないというこ …