人文社会学科
歴史学コース
木村 容子准教授
中世ヨーロッパの歴史は、キリスト教会と世俗社会との密接な関わりの中から生まれました。教会や広場でおこなわれた托鉢修道会の説教には王侯貴族から庶民まで参加し、キリスト教理念と社会の現実とがせめぎあう場となりました。そうした説教というメディアに注目して、イタリア都市を中心に、当時の人々の暮らしや信仰、知の歴史について研究しています。
所属 | 研究院人文科学系人文社会学領域 |
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学位 | 博士(文学) |
研究分野 | 西洋史 イタリア中世史 |
担当経験のある科目(授業) | 西洋史概論 西洋史特殊研究 西洋史演習 |
学科・コース |
歴史学コース |
受験生へのメッセージ | 西洋史には、それまで当たり前と考えられてきた「男らしさ/女らしさ」を歴史的につくられたものとして考察の遡上にのせたジェンダー史のように、私たちが普段意識しない「当たり前」を見つめなおす、さまざまな「歴史の見方」が登場してきました。これからも社会の変化とともに、新しいアプローチが生まれてくることでしょう。みなさんも、尽きることのない、過去との対話に参加しませんか。 |