人文社会学科
歴史学コース
西村 さとみ教授
過去の人が書き綴った物語、絵画や彫刻がなぜこれほどに心を打つのか、「あぁ、日本的だな」と思い、また考えるのはなぜか。私ばかりでなく、複数の人びとが同じように感じたり考えたりするのはなぜか。平安中期に創造された、いわゆる国風文化を中心に、日本文化と称されるものを追究している根底には、自分自身も含めた人びとへの関心が横たわっているような気がします。研究の道はどこまでも続いています。
所属 | 研究院人文科学系人文社会学領域 |
---|---|
学位 | 博士(文学) |
研究分野 | 日本文化史 日本古代史 |
担当経験のある科目(授業) | 日本史特殊研究 日本史演習AⅠ 古文書学実習A |
学科・コース |
歴史学コース |
受験生へのメッセージ | 史料を読んでいると、私たちと同じだ、長い時間を経ても人は変わらないんだと思うことがある一方で、なぜこんなふうに考えるのと驚くこともあります。私たちは、これまで生きてきた数多の人びとをも含めて考えることにより、人が創り出す社会についてより深く理解することができるはずです。自分自身の興味関心を大切にしながら、歴史的な思考を育んでいきましょう。 |