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言語文化学科

ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース

奥西 豊子助教

16〜17世紀のイギリス文学を中心に研究しています。近代初期には、ルネサンス、宗教改革、科学の発展など、諸分野で大きな変化があり、中世までに培われた豊かな文学的モチーフを用いての「再定義」と「語り直し」も見られ、様々な立場の著者による探究しがいのある作品で溢れています。今の漫画やゲームにも騎士が出てくるのを見ると、「語り直し」の営みは脈々と続いているのを実感します。

所属 研究院人文科学系言語文化学領域
学位 博士(文学)
研究分野 イギリス文学・文化
担当経験のある科目(授業) 日本文化研究B(リレー式集中講義・ “Introduction to Japanese Performing Arts” 担当)
学科・コース ヨーロッパ・アメリカ言語文化学コース
受験生へのメッセージ 現代の日本人は、江戸時代の人と異なる価値観を持っています。欧米の思想や文化を取り入れてきたからこそ、今の日本人は、近代初期の英国で書かれたシェイクスピアの『ハムレット』に共感することができるのです。こうした作品の読解から学べる事柄には、人間の感情や思考を表す「言葉」、例えば、目に見えない「友情」などを言い表す語彙や表現があります。「言葉」は、異なる思想の「窓口」でもあり、自分を形作る思考を知る「窓口」でもあるのです。 古の仏教文化が息づく土地にある奈良女子大学では、欧米の文学を含め、現代の日本人を形作る様々な分野を学ぶことができます。大学で、各学問領域で使われる「言葉」を習得しながら、アンテナを張って、自分が何に心惹かれるのかを探っていけると、楽しいです。
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