人間科学科
教育学・人間学コース
二井 仁美教授
子どもは育つ環境を選んで生まれることはできません。貧困や虐待、戦争や災害などに晒され、実親に代わる養育者のもとで育てられた子どもは、どう生きたのか?そのような問いを出発点に、児童福祉施設、とくに児童自立支援施設の歴史を研究しています。また、前任校での附属幼稚園長経験を契機として、子ども、とりわけ幼児期の学びとは何か、という問いにも関心を寄せています。
所属 | 研究院人文科学系人間科学領域 |
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学位 | 博士(学術) |
研究分野 | 教育史 児童福祉史 |
担当経験のある科目(授業) | 教育史概論 教育史特殊研究 教育史演習 |
学科・コース |
教育学・人間学コース 子ども教育専修プログラム |
受験生へのメッセージ | 教育史研究は、史料との格闘を通して、人がどのように生まれ、育ち、生きてきたのかについて探究します。それは「当たり前」が「当たり前」でないことに気づかせ、社会や世界を変えてきた人や物と出会わせてくれます。そして、予想を超えた史実との出会いを通して得られた知見は、現在を捉え、未来を考える手がかりとなります。社会や世界は、どのように変わってきたのか。共に探究し対話を重ねて参りましょう。 |